捨てるものと捨てないもの : 承認欲求

承認欲求は捨てるべきではない

Photo by Simon Maage on Unsplash

承認欲求を捨てろと言う自己啓発本が多い。
でも、承認欲求は捨てれるものではありませんし、捨ててはいけません。

捨てるのではなく、承認欲求を適切に理解し、自分の中にある承認欲求を適切に満たしていく必要があります。
何よりも、承認欲求は人にとって大きな原動力になります。
自分の中に存在する、貴重なエネルギーの一つなんです。
その、承認欲求を自分のために利用しない手はありません。

実際に行うと容易な事ではありませんが、過剰な承認欲求は手放いていけば、生きやすくはなります。
ただ、そのまま完全に承認欲求を手放してしまうと、無気力になり、他人とのコミュニケーションが全て空虚なものになっていってしまいます。
承認欲求が無くなると他人の存在の必要性がなくなってしまいます。

この世の中、一人きりで「楽しめる」ことはあまりありません。
そして、何をするにもどこかで必ず他人を意識しているのは事実です。

承認欲求を手放す事を追求し続けていけば、他人を必要としなくなるし、他人にも必要とされなくなっていきます。
そして、承認欲求が全く無ければ努力する必要もなくなります。
人を何も気にしない。
実際にそこまで極端な状況になる事は無理だとは思います。

自分のポジションは、他人との比較で生まれてるんです。

心理学的な承認欲求

Photo by Bonnie Kittle on Unsplash

承認欲求は厳密には、他者承認と自己承認があり、ここでの承認欲求とは、他者承認をメインとする話です。

承認欲求が過剰な人には多種多様な原因があり、それらを押さえておくと、自分のコントロールがしやすくなります。
自分と向き合うことが大切です。

寂しがり屋だったり、自信がなかったり、自己愛が強かったり。
幼少期に条件付きの愛情しか与えられなかった場合等に、承認欲求が過剰になる傾向があります。

自分の欲求をうまくコントロールできずに、悩む人は多いです。
ただ、承認欲求は上手く使えば、本当に強いエネルギー、原動力になります。

自分の欲望を大切にする

Photo by Christian Wiediger on Unsplash

承認欲求に限らず、人は、基本的に自己の欲求を満たすために生きるべきです。
もっと、自分のわがまま、欲望は大切にするべきなのです。

わがままは悪い事という風潮はあるのだが、それは全くの誤りです。
周りから埋め込まれた価値観でしかありません。
基本、人間は自分個人のわがままを満たすために生きているようなものである。

原始仏教のブッダも実はそう説いています。
自分の欲望を大切にするべきと。


当たり前だけど、
誰だって、幸せに生きたい。
ストレスなく、生きたい。

充実感を得るためには、欲求とそれを満たせるものが必要です。

承認欲求を満たすことに過剰になってもいいんです。
でも、それが結果的に悩みを招きストレスになる、結果的に自分を追い込むのであれば、それはその方法を少し考え直す必要があります。

自分の欲求と、社会的なバランスを考慮し、人それぞれ最適な道を模索する必要があります。
周りの人たちとのバランスを取る必要はあります。
自分一人では満たせない欲求は非常に多いのです。

そして、自分の欲望も他人がいて成立するものがほとんどです。

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました